今屋根を張替えるべきなのか? 判断基準は?

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●屋根張替え;いつするのか?張替えの意味、目的は?

何を言っているの?屋根の張替えは、家を雨風から守る為でしょう?

屋根張替えの意味や目的って? 何を言いたいのか? 

屋根の張替えには、2つの意味、目的があります

屋根の張替え、葺き替え、屋根材や方法はさておき、屋根を新しいくすることですが、2つ意味、目的があります。

 ひとつ目は、屋根で雨風から家を守り、家の劣化を防ぐ、又は劣化を遅らせる、劣化は完全には止められないので、屋根を新しくすることで家全体を雨、風から守る為に張替えます。屋根の劣化は家の劣化につながりますが、雨漏りが最大の敵で、これを防ぐ為に屋根を張替えます。屋根の張替えは家を守ることの為です。

 ふたつ目の目的は、美観です。 スレートにカビや苔が沢山生えて、ご近所の手前みっともない、屋根を綺麗に家の外観を綺麗にしたい。当然のことと思います。

でも上の違う目的ですが、お客様は、「どうしよう?」「張替え」か、「塗装」か?で迷うことがあります。この目的を認識することで判断が容易になります。 

塗装屋に屋根を診てもらうと、張替えはもったいない、塗装すればあと7,8年は大丈夫、屋根は持ちます。寿命を延ばすのと綺麗にするのと少ない費用で、両方できますよ! まだ張替えはもったいない塗装でいいのでは・・・と言われます。

屋根屋に見せると、塗装しても寿命は延びません、塗装するくらいなら、張替えの方がお得です。 塗装は持って7,8年ですが、屋根を張替えれば20年以上持ちます

・・・「屋根の張替え」をしたほうがよいのか? 「塗装」で良いのか?この手の質問はだいたい上のような事情です。 言うことが違っていてどうしたら良いのですか? この質問はすごく多いです。 いったいどちらの言い分が正しいのか?

 

答えは難しくないです;

塗装屋と屋根屋に相談すれば相反する答えができるのは当然です。だってこの2社は競合する関係なのですから、屋根を塗装すれば張替えの仕事はないですし、張替えたら塗装の仕事は無くなるのですから、違った意見が出て当然です。

お互い「仕事」が欲しいのですから・・・

 

判断する要因は、築年数と目的です。ルーフィングの耐用年数20年

屋根の塗装をしようか?張替えをしようか?迷っていたら、屋根の耐用年数が近かったら張替え、まだまだ屋根の耐用年数が充分に残っていたら美観回復の目的で塗装もありです。苔が生えても、カビでも美観を気にしなければ塗装は不要です。

また、屋根がスレートだったら、カビや苔がスレート材を劣化させるのでは? と質問されますが、カビ、苔を落とすだけだったら洗浄でよいはずです。塗装は余計なのでは? ついでなのでやってもいいですが、それでスレートの寿命は延びません。ここがポイントで、あくまでも塗装は、美観の回復が主な目的です。

屋根の耐用年数って何ですか? 屋根のどの材料のことを言っているのか?屋根の耐用年数は、屋根の主な機能である雨、風から守る機能が失われたら耐用年数です

ですから屋根が雨漏りするようになったら屋根の耐用年数と考えます。じゃ1回の雨漏りが耐用年数なのか? 良くお客様から聞かれます。

それに答えるには、”雨漏りの起こる仕組み”を知らないと判断を間違えます。

 

雨漏りの原因はルーフィング(防水材)の劣化、破損、機能喪失です

雨漏りはルーフィングが防水機能を失った為起こります。 瓦、スレート材、トタン等の仕上げ材が「破損したから」、「割れたから」、「ヒビが入ったから」ではありません。破損や割れによってルーフィングが破れた、裂けた、穴が開いたからです。 ルーフィングに異常が起きたからです。

ルーフィングが劣化して、特に事故等がなければ、普通に防水機能が失われたら、ルーフィングの寿命であり屋根の寿命です。 普及品のルーフィングで、これがおおよそ20年です。 (屋根の寿命はスレート、瓦、トタン等の仕上げ材の寿命ではありません)

1回の雨漏りの原因が、強風で他所から看板が飛んで来て瓦に激突瓦を壊して雨漏りになったら、瓦が壊れて雨漏りになったのではなく、壊れた瓦の破片がルーフィングを破って、そこから雨が漏れたのです。 瓦がどうなろうとルーフィングが無事なら雨漏りは起こりません。 では外部の要因が無いのに、1回雨漏りになったら、どう考えるのでしょうか? 

ルーフィングの寿命がかなり残っているのなら、部分修理で充分です。破れたところを修理すれば問題ないです。1回の雨漏りで屋根の張り替えをしないといけないことにはなりません。雨漏りがあったら張替えを薦める屋根屋もいますが、良く考えてください。

では、仕上げ材は何ともないのに雨漏りが発生したら?

それは、ルーフィング自体の劣化を疑います。瓦の施工には桟木を施工します。桟木は釘で固定します。ルーフィングは?タッカーというホチキスの針で固定されています。 釘やホチキスで施工時からルーフィングに穴が沢山開いているのです。

これが、20年の経過を経て劣化、硬化して穴を塞ぎきれなくなって、雨漏りが発生したりします。または地震などで破れたり、裂けたりします。20年後に1回、自然と雨漏りが起こったら、そろそろルーフィングの劣化、耐用年数が来たと思って間違いないです。釘、タッカーはそこらじゅう打たれています。いつ2回目の雨漏り、3回目が起きてもおかしくないのです。

スレート屋根の場合はルーフィングの耐用年数である築20年後に屋根の張替えを考えて良いと思います。「しなければいけない」ではありません。しかし、ここはお金の事情との相談です。1回の雨漏りなら、その雨漏りの部分修理で十分な場合が殆どです。

その修理の時、屋根の中身を見てルーフィングの状態を確認してください。2回目の雨漏りで張替えようか、半年に後にボーナスで、または退職金が出るからそのとき張替えようでも、全く問題ないと思います。

屋根の耐用年数 = ルーフィング(防水材)の寿命ですので、覚えてください、瓦、スレート、トタンの寿命ではありません。

長くなって恐縮ですが、初めのお客様の質問に戻って、スレートに苔、カビが多く張替えか塗装(高圧洗浄を含む)が良いのか?です

このお客様は、屋根の耐用年数を心配しているのか? 屋根の美観を改善したのか? 多くのお客様がこの手の相談をするときに、屋根の耐用年数と美観を混同、もしくは区別をつけすに悩まれていることです。

そのスレート屋根が10年程度でしたら、高圧洗浄で苔、カビを綺麗にして、塗装すれば新品になります。 しかしスレートの寿命は延びません。(これ注意点)。

そのスレート屋根が20年以上経っていれば、塗装をしても、そろそろルーフィングの寿命なので、塗装が勿体無いのです。ですからいっそ張替えをしたほうが、経費が掛かりません。 このとき美観を回復したいのか? 雨漏り、屋根の寿命を気にしているのか? が問題です。 これが常識的で納得できる回答です。

いきなり塗装が良い、張替えが良いではなく、ルーフィング、スレートの耐用年数や工事の目的を良く考えて、判断してください。

 

各屋根材のおおよその耐用年数、交換時期

木造住宅で使用されているルーフィング(防水材)普及品:20年

(保証値ではありませんが、30年の耐用年数、60年の製品もあります)

●瓦;釉薬瓦:60年、 瓦;素焼き瓦(銀黒、モニエル):40年

●アスベスト入りスレート(カラーベスト、コロニアル):20年

●トタン(15年程度)

●ガルバリウム鋼板: 20年~25年程度

いろいろ条件がありあり、表記の耐用年数ではない場合も多数あり、詳しくはお電話ください。解説します。


スレート材料の塗装は、美観の回復のためです

スレート材(カラーベスト、コロニアル)の塗装は、寿命を伸ばしません。

スレートの劣化は、表面からだけではなく、裏、側面から進行します。毎日の温度変化、湿度の変化、季節の変化でスレート材料は劣化していきます。冬はスレート内部の湿気、水があれば凍ってすこし膨張します。溶ければ収縮します。極、極わずかですが、これを1年、5年と繰り返すことで徐々に劣化していきます。これを塗装で防げるのか?塗装で寿命が全く伸びないのか?と言われたら多少は、あるかもしれませんが、期待するほど延びないと思います。塗装の寿命、7年、8年延ばすのはできないと思います。 延びると言うのは塗装屋です。そう言わないと仕事が増えないからです。

それと当たり前ですが、塗装してもルーフィングの耐用年数、寿命を延ばすことも不可能です。屋根の寿命=ルーフィングの寿命ですので、スレートを塗装しても屋根の寿命を延ばすことにはならないことは明らかです。



 

























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