自然石粒付鋼板(Stone Coated Steel Roofing)

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●自然石粒付鋼板とジンカリウム鋼板とは同じ製品として言われています

  • 日本語訳では、自然石粒化粧鋼鈑、英語のほうが組成が解り易いかもしれません。
    Stone Coated Steel Roofing:石粒をコーティングした金属屋根材です。その金属は単体でも防錆性能、耐久性、耐候性の良いジンカリウムやガルバリウムをベースとして自然石の粒をアクリル樹脂で封入コーティングした、断熱、防音、防水性能に大変優れた屋根材料です。
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  • 日本ではジンカリウム鋼板と自然石粒付鋼板(自然石粒化粧鋼板)は同じ意味で使っていることが多いです。しかし、本来は違う製品です。
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◆ジンカリウム:アルミ55.0%、亜鉛43.5%、シリコン1.5%の合金でメッキ
◆ガルバリウム:アルミ55.0%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の合金でメッキ

 した鋼鈑。 ジンカリウムメッキのほうがはるかに耐用年数が長い。


 ◆自然石粒化粧鋼鈑: しぜんせきりゅうけしょうこうはん

 ◆自然石粒付鋼板: しぜんせきりゅうつきこうはん  どちらも使う同義語 


























◆耐用年数が長い:

耐用年数だけをみると、一般に手に入る材料のうち、焼いて作った瓦(釉薬瓦、燻し瓦)に勝る屋根材は今のところないと言えます。 瓦材だけですと何十年と持ちます。50年経っても劣化していない瓦は、あちこちに存在します。(防水シートやコンパネのほうが早く劣化してしまします)自然石粒化粧鋼鈑の保証期間は、30年。材料の基本性能は50年以上大丈夫のようです。今までの材料よりは耐用年数が瓦に近づいたと言えるかもしれません。

瓦が何故何十年も色褪せないか、長持ちするのか? それは陶器でも使われている釉(うわぐすり)が700度から1250度の高温で焼かれると色の着いたガラス質が生成されこの層が非常に安定したものだからです。ガラスですから、加水分解しませんし、酸や他の化合物に対して溶けたり、変性したりせず非常に安定した物質になります。 1日とか1年の季節の気温変化によって伸縮しませんから劣化もありません。この瓦や陶器の着色方法を採用しているので、長期間色褪せもなく長持ちするのです。 セラミックコーティングと言いますが、自然石粒化粧鋼鈑の石粒はこのセラミックコーティングによって着色されています。


◆軽量です:

瓦、セメント瓦:50Kg/㎡ (100㎡の全瓦はなんと5tにもなります)

平板スレート(カラーベスト、コロニアル材): 
     18Kg/㎡  (同1.8t)
アスファルトシングル: 
     13Kg/㎡  (同1.3t)
D社自然石粒化粧鋼鈑: 
     7kg/㎡  (同0.7t)

平板スレートの家の葺き替えに瓦を使うことは、家の構造上重すぎてできないでしょう軽量であることにより、耐震に有利になります。



自然石粒付鋼板・ジンカリウム鋼板 機能面について

◆防音性に優れています:

よく金属屋根(トタン屋根)では、雨の音が良く聞こえます。 トタンなどの金属材料は雨をまともに受けその雨粒が板にあたって振動するから雨音が大きいのです。 しかしこの材料は表面の石粒が雨のしずくを拡散し、かなり振動音を抑えてしまいます。

◆遮熱性能がある:

屋根が太陽で熱くなり、したの防水シート、コンパネを熱くし、小屋裏(天井の上、屋根のすぐした部分に熱気がこもると、夏部屋の中が暑くなります。 自然石粒化粧鋼鈑は、この熱源である太陽光線を石粒の反射で防いでいます。 ガルバリウム鋼板、カラー鋼鈑などの金属系の鋼鈑は、遮熱塗料を材料の上に塗装していて、太陽からの熱源である赤外光と遠赤外光のスペクトルをうまく反射・遮熱しています。 どちらが遮熱性能が良いかデータを持っていませんが、どちらもこの機能があります。

◆断熱性能:

遮熱は、太陽光線を反射させる機能。断熱は太陽からの熱を(冬は外気の冷気を)何らかの方法で断つことです。 これは部屋の暑さ、寒さに大いに影響しますし、結露という問題にも大いに関係しています(後述 )。 金属系の材料は、1mm以下(0.35mm)なので、材料自体に断熱機能はありません。 ですから瓦などから金属系、スレート系の薄くて軽量の材料で葺き替えをするときは、断熱システム(断熱材)は必須です。 自然石粒化粧鋼鈑は、石が断熱の機能を持ち、また屋根材と防水シートの間に空間を設けよう施工するとこの空気層が断熱材になり小屋裏の温度変化を小さくします。(屋根の温度が部屋温度に与える影響を軽減してくれます。 夏涼く、冬暖かく。

私個人的には、屋根材で断熱をするのではなくて、部屋の断熱をするべきと思っています。 後述する結露を含めて部屋への熱の出入りは、小屋裏で断熱するのが最良と思います。 具体的には小屋裏に50cmほどセルロースファイバー(原料は新聞紙元は木材)を隙間なく敷き詰めると小屋裏と部屋間の熱の出入りがほとんどありません。屋根の熱は部屋に入らないし、冬の冷気も入りません。 夏、エアコンの冷気は逃げないし、冬は部屋の暖気と湿気が小屋裏に逃げません。

◆結露に対しては?:  断熱材、棟換気が必須

雨漏りだと思って、屋根材を剥がしてみたら、コンパネが水分を含んでびしょびしょだった。 良くある話です。室内の暖まった湿り気の多い空気が、天井を抜けて防水シートにいった時、そこが屋根材が冷えていてその冷たいものに出会ったらそこが結露します。 防水シートとコンパネの間に入り込んだ暖かい空気は、防水シートの上に出ることができませんので、コンパネとの間で水滴にかわり、コンパネを濡らします。腐食の始まりです。この暖気を逃がすのが、換気棟です。 つけてもつけなくてもどっちでもいいです、では、なくつけないとコンパネが腐るのです。はっきり暖気を逃がすシステムがない限り、屋根を長く持たせたいのなら、換気は重要です。

または、小屋裏にセルロースファイバーを50cm降り積もらせて断熱し、部屋の暖気をシャットアウトすれば結露の問題は、解決です。 夏、屋根材からの熱気もシャトアウト、冬の冷気もシャットアウトです。
 断熱と結露防止が出来上がります。セルロースファイバーについてのURLは  
http://www.decos.co.jp/cellulose/index.php になります。

◆耐風圧:

D社の自然石粒化粧鋼鈑は、上段と下段の本体を重ねて正面(一番風で材料が剥がれやすい方向)からビス留めする工法のため本体の上下段ががっちり固定されます。このため正方向(軒先方向)からの風への耐風性能が他の屋根材(瓦・平板スレート板)に比べが優れています。(風速54m/秒)の風にも耐えられる性能です。

風速の解説: 風速30m/秒は、時速110km/時で、通常屋根が飛ばされ、樹木は根こそぎ倒れる。 木造の家屋が倒壊を始めるほどの風速。 風速54m/秒はその約1.8倍の風速 (気象庁)

◆施工価格は、スレート(カラーベストなど)と瓦の間ぐらい:

自然石粒化粧鋼鈑の設計工事価格は、その施工価格を参考に載せておきます。

   本体の施工価格単価は、
   ¥8,000/㎡ ~ ¥10,000/㎡で、大よそ100㎡のスレート葺き
   屋根から自然石粒化粧鋼鈑をカバー工法で施工したときの価格は、
   概算で、150万円から、180万円ぐらいでしょうか
   (コンパネ、防水シート、足場設置費、その他の部品・施工費、管理費込)
   瓦葺きより低価格で、ガルバリウム鋼板よりは高いといったところです。

その他の項目;

◆防火性能に優れています:

◆雪が落ちにくい:

◆30年保証の内容:
D社の保証内容を参考までに掲載しておきます。 屋根材のメーカー保証は、その範囲を確認しておくこと
をお薦めします。 これはその参考にしてください。

   1: 基材鋼鈑の錆による雨漏り保証
   2: 基材石粒の極端な剥がれ保証
   3: 基材石粒の極端な褪色(色あせ、変色)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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