カラーベストからの張替え

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●カラーベスト、コロニアルからの張替え

  • アスベスト(石綿)をセメントで固めた製造したカラーベスト、コロニアル(一般名スレート)の張替えには、瓦以外の軽量屋根材;ガルバリウム、アスファルトシングル、自然石粒化粧鋼鈑等が使用できます。これらの屋根材をカラーベストを撤去してから施工するか、その上から重ね葺きするかで、大きく工法が分かれます。
  •  注;アスベストは、2006年9月でその製造・販売が禁止になっています

カラーベストの張替え;2つの工法

  • 1: カラーベストを撤去し、新たに軽い屋根材料を施工する方法
  • 2: 既存のカラーベストを撤去せずに新屋根材料を重ね葺き(カバー工法)

1:古いカラーベストの撤去には、当然撤去費用がかかります。また、2006年9月以前のカラーベストの材料にはアスベストが含まれていますので、アスベストの処理が必要になります。(アスベストの産廃処理ライセンスをもった業者に処理を依頼しなければなりません。割高な処分費が必要) 

アスベストは砕け、飛散すると、人体の肺に入り込み病気(肺気腫など)を誘発しますので、飛散しない様にその対策が不可欠です。このアスベストの処分は、家、屋根を取り壊す際には必要なのですが、それを屋根の張替え時に行うか、家を取り壊すまでやらずにしておくか決めなければなりません。

2つ目の方法はカバー工法(重ね葺き工法)といい、カラーベストを撤去、処分せずに、カラーベストの上から新しい根材料を張る方法です 。その利点を列挙しておきます。

A: カラーベストの撤去費用が不要。 処分費用もなし

B: 既存のカラーベストが、断熱、遮音の効果を期待できる。

C: 金属材料で葺き替えるなら重量も軽いので屋根の負担が少ない。

カバー工法(重ね葺き);不都合な場合:

経年変化などで、コンパネが腐食・含水して、釘が効かないほど柔らかい場合は、一番上の屋根材料が、釘で施工しなければならない材料を使用する時は、カバー工法は使えません 。 コンパネの要交換。

カラーベストは割れることがあるので下のコンパネがしっかりしていないと、人が上に乗ったとき沈んで材料が割れてしまいますので、基底となるコンパネ(野地板)がしっかりしいないと施工が困難です。 また材料によっては新規にコンパネを施工したところでないとメーカー保証がでないこともあります。

アスベストを使わないカラーベストも開発されていますが、2015年現在、アスベストと同等の耐久性を持つカラーベストは、まだありません。トラブルもいろいろ報告されていますので、カラーベストは「お助け隊」はお薦めしていません。 注意;スレートのうえからスレートを施工する重ね葺き工法は、お薦めできないという意味です。

既存の材料を撤去する方法と、カバー工法での張替え価格の比較:

  • カラーベストの上に普及品のガルバリウム鋼板を足場込で施工した概算費用比較;
    下記のような具体的な家を考え、概算金額を出してみました。価格は「お助け隊」の調査した独自の相場で積算しました。価格を保証するものではありません。あくまでもカバー工法の価格面での優位さを知ってもらいたいためです。

サンプルの家;

4人家族の住む家: 木造2階建、4LDK、延床:131㎡、建坪73.3㎡(22.1坪)、スレート葺き屋根、築25年、屋根勾配4寸、高さ7m、屋根の形:棟寄、軒の張り出長:約75cm、屋根の面積: 110.2㎡、足場の必要面積:約250㎡ 

 既存の材料を撤去する方法と、カバー工法での張替え価格の比較

  工事項目;
 単価  撤去する方法  カバー工法
1 カラーベストの撤去  ¥2,000/㎡   ¥220,000    -
2 撤去した材料の廃棄処分費用   ¥50,000   ¥50,000     -
3 ルーフィング(防水材)   ¥600/㎡   ¥66,000   ¥66,000
4 ガルバリウム鋼板の施工費用
(材料代込の施工価格)
  ¥6,500/㎡   ¥715,000   ¥715,000
棟、軒、けらば部分他施工費   ¥50,000   ¥50,000   ¥50,000
足場費用  ¥1,000/㎡   ¥250,000   ¥250,000
会社管理費用、諸経費  ¥70,000   ¥70,000   ¥70,000
合計    -   ¥1,420,000   ¥1,251,000
  • 「このように、カバー工法にて工事を行ったほうが、既存の屋根材を撤去するより30万円弱ほど価格面
    での優位さがでます(110㎡の屋根面積での積算例)

屋根材料: 既存の屋根材の上には、どの屋根材料がいいか?

  • 「次に、問題になるのは、屋根材料です。
  • 瓦は重量の問題で不可になります。 何故ならカラーベストの重みで家の設計をしているので、カラーベストより10倍も重い屋根材料を使用することは家の構造を強化しない限りできません。 で、この場合のお薦めの屋根材料は、下記のものがあります。カラーベストよりもかなり軽量な屋根材の選択;
  •  
  •   ◆アスファルトシングル材
  •  
  •   ◆ガルバリウム鋼板(最もご注文を頂く材料)
  •  
  •   ◆石粒付鋼鈑(石粒付化粧鋼板、ジンカリウム鋼板)
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  • 補足:カラーベスト材について

    カラーベスト、コロニアル(一般名;スレート)の名称で知られている厚さ5mm程度の「薄型化粧スレート」「住宅屋根用化粧石綿スレートのことです。材料は、アスベストをセメントで固化して成型した屋根材です。 アスベスト入りで、その製造、販売が禁止されました。最近は、石綿以外の材料で代替えが進んでいます。 かつて安価であり広く施工されました。
  •  
  • @ 耐用年数: 一般的には、20年と言われています。 
  •   (メーカーは、30年たつ物件もあると
       言いますが、条件のいいところに限られると思います)
  • @ 日本のメーカーは、最大手KMEW (クボタと松下電工の合併会社)
  • @ 重さ: 約70kg/坪(21kg/㎡)で、30坪(100㎡)の屋根で、約2トン
  • @ 耐用年数をすぎた材料は、割れ、ひびができ上に乗っただけでパリパリと割れてくる。
  • @ 安価・施工がし易い。 
  • @ 間違った塗装をすると、雨漏りの原因になる。(材料の重ね部分を完全に塞いでしまうと
       屋根の水分、湿気が排出されず材料の劣化を起こしそのままだと雨漏りの原因になる
       場合もある)縁切りなど適切な処置をして施工しないとトラブルになる。
  • 屋根張替えお助け隊は、屋根工事・屋根張替えの工事費用・価格相場を公開しています。
    カバー工法、カラーベストからの張替え、簡易カバー工法、適切な屋根材、張替えの工法をご紹介しています。

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